実践紫微斗数占術

6,930円(税込)

実践紫微斗数占術
  • 実践紫微斗数占術(1)

2024年8月27日発売

東海林秀樹
照葉桜子

978-4-910924-23-6
四六判・並製・600頁

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商品の説明
本書は日本における紫微斗数占術の泰斗の一人である東海林秀樹が弟子の照葉桜子と共にまとめ上げた、実践的な紫微斗数占術指南書です。

著者(東海林)は本書の立ち位置と視座につき、以下のように宣言します。

「私の紫微斗数の研究はすべて30代に凝縮されています。南派といわれている三合派、または少し飛星させる総合派、これは私が台湾において手ほどきを受けた潘子漁先生もこの範疇に入ると思います。そして星の数を極端に減らして四化星の動きを判断の要とする飛星派の三派に大きく区別できると思われます。 ただし、少しここで厄介な問題が存在します。他の流派も同様ですが、私は現在、最小限、星は作用を感じられるもののみ採用し、四化星(とりわけ化忌星)を判断の要とし、星は象意、つまり起きてくる現象を把握するために活用しています。
ここで一言私なりの考え方を述べてみます。飛星派の中でも最も四化星に判断を頼る流派の中には、四化星の動きのみを重視し、ほとんど星を判断材料としない術士の方も少数見受けられます。これは決して批判ではなく、私の経験上のことですが、やはり飛星と星の兼ね合いは大切と思うのです。そのような理由から、本書では星の意味合い、つまり象意も絡めながら解説をしていこうと思っています。
(中略)
本書においては、命宮を中心とした各星、飛星、活盤を同時進行を試みようと思います。私が当初手ほどきを受けた潘子漁先生はこの技法を中心として、その他いくつかのテクニックをプラスして「一葉知秋術」と名づけておりました。意味合いは簡単にいうと、物事の兆しを事前に知るということです。 一言付け加えておきますと、潘先生の書籍の中で実際に鑑定していて、やや矛盾を感じた部分は私の独断で割愛いたしました。私が応験、つまりこれは使えると思われる部分を中心に書いております。」

これを受けて共著者(照葉)はこのように応えます。

「本書には、中級者以上の上級向けに、飛星派の細かい四化飛星の技法を検証しながらふんだんに取り入れて解説をした例題をお載せいたしました。
飛星派技法の細かい生の占例は、日本の紫微斗数の書籍にもあまり書かれておりませんので、紫微斗数を学ぶ方々によい学びになれば嬉しく思います。また本書では、占いの悩みを問う時にどの宮を見たらよいかをわかりやすく解説しております。紫微斗数には十二宮という考え方があり、これが細かい質問に答えていく時に便利なパーツとなり、鑑定時には大変重宝する技法となります。「どの質問には、どの宮をみるか?」を俊敏に見極め、そこにある星や四化飛星、活盤を駆使して、ご相談の的となる宮をあらゆる視点から見ていく紫微斗数盤は、大変カラフルな色彩のように、その命盤の方の人生を表しているといえます。
 紫微斗数の十二宮は、よい星の入る宮は、上手く活用し、より優位にその意味を鍛えておくことがよいでしょう。また悪い星の入る不利な宮は、なるべくそっとしておいて使わないことが、厳しい時代を生きていくための人間の知恵だといえるのではないでしょうか。
 紫微斗数にて人生を知り、自分の動かし方や、通る道を決めることは、大変安全に人生を歩いていく方法なのではないかなと思います。」

秘伝とされる術を詳らかにし、豊富な実例に照らしてその力を見極め、どのように利活用すべきかを具体的に詳細した本書は、まさに「実践(実占)」としての至高の1冊といえます。

【著者プロフィール】
東海林秀樹(しょうじ・ひでき)
1957年東京生まれ。占術家。
斯界の各分野の大家に師事して各占術を研鑽。とくに台湾と日本を往来し、貴重な資料を持ち帰る。
占い処「占星堂」当主。日本占術カウンセリング学院、日本易道学校等で講師を務める。
著書に『紫微斗数占星術教本』(堀川祐加氏と共著/説話社)、『紫微斗数占法要義』(東洋書院)、『紫微斗数占星術奥義』(学習研究社)などがある。

照葉桜子(てるは・さくらこ)
子供の頃より西洋占術に魅せられ、生きる経験を通して繊細で心理的なタロットリーディングを研究し、学生時代に西洋占星術の大家二代目故潮島郁幸先生に師事。精神的な占術鑑定技術を学ぶ。
現実面での高い占術の技の必要性を痛感し、東洋占の現師匠・東海林秀樹先生に出会い、東洋占術の鋭い技と世界観に触れ感銘を受ける。現在、3万人以上の鑑定経験を生かし、西洋占術・東洋占術の多彩な占術科目の、実践的でわかりやすい個人授業や講座講師を務める。
そして、ハイレベルな占術知識と技術の世界を社会に伝えたいとの情熱から、「旅猫倶楽部」占術情報季刊誌を年4回発行している。その著者メンバーと占術科目は、マニアックな東洋・西洋の貴重な占術占例から、開運術、東洋呪術及び西洋魔術に至るまで、広範囲の技術と知識にわたり、バリエーション豊富である。特に、末尾の開運方位の吉方位カレンダーへのファンが多く、「占術を愛する」方々に支持されている。著書に『一生の運勢を読み解く! 紫微斗数占い』(監修:東海林秀樹/説話社占い選書10)、『一番わかりやすい はじめての紫微斗数占い: 「予言の神」である紫微星たちが導く、あなたの本質と運命。』(‎日本文芸社)など。
ブログ:「占術セミナ―タロット相談室」(http://sanrueru.exblog.jp/)

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