節分に恵方巻きを食べるのはフライング!?
やあ、俺は開運電子モンスターコスまる!今年も、楽~に運を上げて幸せになる(=運勢コスパを上げる)裏ワザを伝授していくぜ!
もうすぐ節分! 節分といえば……
\鬼は~外、福は~内、私の運命の人は……どこ!?/
何やら不穏な叫びが聞こえてくるぞ!
江東区にお住いの「鬼」さんからのお便り。
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節分になると思い出します。長年つき合っていた彼氏と、一緒に恵方巻きを食べたあの日のことを。
私は彼との幸せな未来を願いました。そして、彼からの言葉。
「け、け、結婚……! することになった、上司の娘さんと。さようなら」
私は鬼と一緒に外に追い出され、売れ残った恵方巻きと一緒に廃棄処分となりました。
あれから3年の月日が経ちました。そろそろ福が……新しい恋人がほしいです。
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幸せだった物語がなぜ、このような悲惨な結末を迎えたのか。
実は!
恵方巻きは! 節分に食べるものじゃないから!
立春に食べるものなんだ!
そもそも恵方っていうのは、陰陽道(おんみょうどう)において幸運を招く神様とされる歳徳神(としとくじん)が巡ってくる吉方位のこと。歳徳神は、新年になると移動するんだけど、その方位を向いて恵方巻きを食べると幸運が巡ってくるんだ。
※2019年の恵方は東北東
ただし、陰陽五行説を礎にしている陰陽道において新年とは立春のこと。節分は、今でいう大晦日なんだ。だから、恵方巻きは立春に食べないと意味がない!
節分はまだ前年。歳徳神はまだ巡っていないから、願いを届けても不在表になっちゃうよ。それどころか、前年の方位で凶とされている方位の可能性もあるから、鬼さんは運気を下げてしまったのかもしれないな。
そんな鬼さんに特別アドバイス!
恵方巻きを買うor作る際には、「ピリ辛」の具材が入ったものにするだけで、
運命の人との出会い(しかもちょっとリッチな人)を引き寄せるんだ!
それは陰陽五行説の「五行」からひもとける。
「五行」って、この世界のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の5つのエネルギーから成り立っているという考え方。ここに、効率的に運を上げるヒントが隠れている。例えば、「金」のエネルギーを持つ食材を摂り入れれば、「金」の運気がパワーアップするんだ!
実は、辛い物に「金」のエネルギーが流れている。そして、「金」は恋愛運や金運のエネルギーを持っているんだ。つまり、辛い物を食べると恋愛運&金運を直に身体に取り込めるってことさ。しかも、正しい時期に食べる恵方巻きの具材としてなら、効果は倍増!
運勢コスパ最強の恵方巻きを手にすれば……鬼に金棒!
新年できっと幸せになれるはずさ!