マーク・矢崎の開運ライフ
「開運ライフ」とは・・・日本人は昔から、その季節や一年の出来事のそのたびに、運命を開くおまじないをしていました。
それが年中行事やお節句となって今日に伝わり、今でも様々な形で幸運を引き寄せる、縁起担ぎのおまじないとして伝わっているのです。
このマーク・矢崎の開運ライフは、そんな今日に伝わる様々な、幸運を引き寄せるおまじないを紹介しながら、みなさまの未来や人生を幸運へと導く、開運ライプを提案するものです。
さあマークと一緒におまじないを生活の中に取り入れて、幸せな開運ライフを始めましょう。
~立春の頃は寒さのピーク!~
1月後半は、強烈な寒波にすっぽり覆われた日本列島。
ぬかるみでは、久しぶりに霜柱もできていました。
子供のころ庭の隅に立っていた霜柱を、サクサクと踏んで靴を泥だらけにして遊んだ記憶があります。
そんなある日、おふくろが
「霜柱というと、こんなおまじないがあるんだよ」
と、半紙に和歌を書いてくれたことがありました。
霜柱
氷の梁(はり)に雪の桁(けた)
雨の垂木(たるき)に露の葺草(ふきぐさ)
じつはこれ、火伏せの和歌という火事避けのおまじない。
屋根を葺く前の上棟式で、梁や天井裏にこの和歌を書いたり貼ったりするのだそうです。
和歌の意味は
「この家は霜の柱に氷の梁、雪の桁に雨の樽木、露の草で葺いた家だから、どんな火事が来ても燃えない家ですよ」
ということなのだそう。
おふくろは半紙に書いた和歌を、大黒柱の高いところにしばらく張っていました。
昔と違って暖房もエアコンの家が多く、火鉢のように裸火を使うことが少なくなったとはいえ、空気の乾燥する冬はやっぱり「火の用心」をするのに越したことはありません。
この火伏せの和歌を目につくところに貼っておけば、折節、「あ、火の用心、火の用心……」と思い返すきっかけにもなりそうです。
2月4日には立春を迎えますが、まだまだ寒さは続きそうです。
どうか火の元に注意しながら、暖かくしてお過ごしください。
それでは今月も、みなさんの幸せを祈っています。
チャオチャオ! マークでした!
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マーク・矢崎治信:20歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門(たかしまかえもん)の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
マーク・矢崎公式Twitter
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