マーク・矢崎の開運ライフ

「開運ライフ」とは・・・

日本人は昔から、その季節や一年の出来事のそのたびに、運命を開くおまじないをしていました。
それが年中行事やお節句となって今日に伝わり、今でも様々な形で幸運を引き寄せる、縁起担ぎのおまじないとして伝わっているのです。

このマーク・矢崎の開運ライフは、そんな今日に伝わる様々な、幸運を引き寄せるおまじないを紹介しながら、みなさまの未来や人生を幸運へと導く、開運ライプを提案するものです。

さあマークと一緒におまじないを生活の中に取り入れて、幸せな開運ライフを始めましょう。

~お書き初めに込めた願いが叶う!~

2024年、辰年、明けましておめでとうございます。
みなさん、どんなお正月をお迎えでしょうか?

私が子供の頃は、大晦日には必ず家族で「紅白歌合戦」を見ました。
そしてお風呂に入り、旧年中の垢を落としたら、テレビで今度は「ゆく年、くる年」を見ながら年越しそばを食べます。
そうしているうちに、遠くから除夜の鐘が聞こえてきます。
百八つの鐘の音を聞き終えたら、町はずれの神社へ初詣に出かけるのです。

そのまま寝ずに家で初日の出のご来光を拝み、若やぎ水(若水)を汲んでお雑煮を食べて、ようやく布団に入ります。

二日は書き初め。
母が書道の師範だったのですが、毎年、同じ「永」の字を三枚書かされました。
半紙いっぱいに大きく一文字書くのです。
一枚目を書き終えたら脇に名前を書きながら、健康・長寿を願います。
二枚目では富と幸せを、三枚目では勤勉と努力が長続きするように、それぞれ願をかけました。

半紙に書いた「永」という文字には、「永字八法」という書道で習う八種類の筆遣いがすべて備わっているそうです。
そのことから母は、お習字がうまくなりますようにという願いと、物事が末永く続くという縁起担ぎの意味も込めて、この文字を書き初めの字に選んでいたようです。

書き終えたら、その半紙は神棚に供え、正月が終わったら松飾りとともにどんと焼きの炎で燃やします。
どんと焼きで焼かれた半紙の灰が、炎にあおられて空高く舞い上がるほど、書き初めに込めた願いが叶うのだそうです。

書き初めで、2024年の夢を半紙に墨で書いてみませんか? そしてその半紙をどんと焼きに持って行きます。
燃えた半紙の灰が空高く昇れば、その願いはきっと叶うはずですよ。

それでは今年も、みんなで一緒に幸せになりましょう。
心からお祈りしています。

チャオチャオ! マークでした。

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マーク・矢崎治信:20歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門(たかしまかえもん)の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
マーク・矢崎公式Twitter

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