命術の帝王とも呼ばれる四柱推命を、二つの要点に絞り込み、わかりやすく解説した、これまでにない1冊です。
四柱推命は生年月日と生まれた時間・場所から命式と呼ばれる四つの柱(このため「四柱」と呼ばれます)を作成し、その人の運勢や性格、特徴などを読み取るものですが、このすべてを初めての人が行おうとすると大変困難です。そこで、本書では四柱のうち、日柱(にっちゅう)と時柱(じちゅう)の二つにフォーカスしていきます。出し方は複雑な方式は省き、簡単なメモで誰でもできます。
では、なぜ、この二柱(にちゅう)なのか、それは、日柱が「ありのままの自分」を表し、時柱が「目指すべき自分」を表すからです。
つまり、この二つを見れば、仮にその人が悩み苦しんでいるとして、どこに問題があり、ゴールはどこで、どうのようにすればよいかがわかるのです。この二柱で「夢を実現させる方法」がはっきり出てくるのです。
「“四柱推命は難しい”と感じている方でも、本書の日柱と時柱の解説を、気軽に読んでいただけたのではないかと思います。本書は占い方を学ぶ本ではなく、楽しく読んで本当の自分を知ってもらうための本だからです。
ご自分のことだけではなく、ぜひ家族や恋人、片想い中の人、友人知人の星も調べて、片っ端から読まれてみることをお勧めします。
それによってその人の性質が透けて見え、“何故、あの人はあんな行動を取るのだろう?”という理由が見えてくるためです。
自分の本質を表す日柱と、理想の自分を表す時柱の性質を、よく頭の中に入れておくことをお勧めします。
それだけで自分自身が目指すべき未来や、やるべきことが見えてきて、人生上の迷いが減るのではないかと考えています。
“人間は、『時柱』を目指して生きていく”──その言葉をいつでも頭の片隅に入れ、未来に希望の光を見出していただければと願います。」(本書「あとがき」より)
【著者】
藤森 緑(ふじもり・みどり)
1992年からプロ活動を開始し、占い館や占いブース、電話鑑定等で2万人近くを鑑定。
雑誌掲載、イベント出演、占い原稿執筆経験も多数。
現在、通信教育講座「キャリアカレッジ・ジャパン」にて、タロット占いの講師を受け持ち、日々質問に回答している。
著書は20冊以上。主な著書に『実践トート・タロット』『実践タロット占い』『はじめての人のためのらくらくマルセイユタロット入門』があり、とくに『はじめての人のためのらくらくタロット入門』は正・続とも17刷(2023年5月現在)のロングセラー(すべて説話社)。
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