マーク・矢崎の開運ライフ ~誕生日編~
日本人は昔から、その季節や一年の出来事のそのたびに、運命を開くおまじないをしていました。
それが年中行事やお節句となって今日に伝わり、今でも様々な形で幸運を引き寄せる、縁起担ぎのおまじないとして伝わっているのです。
このマーク・矢崎の開運ライフは、そんな今日に伝わる様々な、幸運を引き寄せるおまじないを紹介しながら、みなさまの未来や人生を幸運へと導く、開運ライプを提案するものです。
さあマークと一緒におまじないを生活の中に取り入れて、幸せな開運ライフを始めましょう。
~誕生日編~
4月22日はマークの誕生日です。いくつになったかはナイショだけれど、誕生日はいくつになっても嬉しいものです。そして占星術的に見ても誕生日は、出生時の太陽と運行中の太陽が重なる生命力に溢れるアスペクトが作られる日なので、1年で一番元気や運気に恵まれる、とても幸運な日だと言っても良いかもしれません。
しかしこのお誕生日が日本でお祝いされるようになったのは、ほんの数十年くらい前からのことなのです。それまでの日本や東洋の国々では、数え年と言ってお正月にみんな一斉に歳を取るという風習が根付いていて、個人のそれぞれの生れた日を意識してお祝いをするという文化はありませんでした。そのため昭和24年の年齢の数え方に関する法律で満年齢が正式な年齢とされるまでは、個人の誕生日に対する意識や考え方はとても曖昧でしたが、戸籍に記載された誕生日が年齢を重ねる日とされたため、日本でもその人の生まれた誕生日が意識されるようになり、誕生日をお祝いするようになったのです。
誕生日をお祝いする、その起源はどこにあるのか?
今でもクリスマスにイエス・キリストの生誕を祝うように、当時は神様の生誕の日や地上に降臨した日を、その神様のお祭りの日として祝っていました。とくに5月7日の太陽神アポロンの祭りは盛大で、その前日の5月6日は双子の姉の月の女神アルテミスの誕生日とされ、この日の晩は満月を模った丸いケーキに大きなローソクを灯してお祝いし、太陽神アポロンの祭りの前夜祭も兼ねて、祭りが大いに賑わったということです。
魔女や悪魔がお誕生日に、子供をさらいに来る⁉
誕生日が人の生誕を祝うようになったのは、15世紀のドイツのキンダーフェストという風習が始まりだとされています。ドイツでは魔女や悪魔がお誕生日に、子供をさらいに来るという言い伝えがありました。そのため誕生日を迎えた子供は家に閉じこもって外へは一歩も出ず、とくに魔物が暗躍する夜は丸いケーキに大きなローソクを立ててそれに日を灯し、親たちは一睡もせず子供の無事を見守っていました。そして夜が明けて朝になると、子供の無事を祝ってローソクの火を消して、そのケーキを家族で分けて食べたというのです。つまりこのケーキがお誕生日を祝う、バースデイケーキの始まりだということです。
このキンダーフェストの風習は、やがてヨーロッパ各地へ広がり、18世紀には魔女や魔物に関係なく、子供が無事に1年を過ごしてお誕生日を迎えられた事への、感謝とお祝いの行事へと変化して行きました。歳の数だけローソクを灯す風習もこの頃生れたということです。
19世紀になるとお誕生日を祝う風習やバースデイケーキは新大陸のアメリカに伝わり、ローソクの炎を吹き消して願い事を祈るお誕生日の儀式は、アメリカが発祥だと言われます。そして戦後のアメリカの影響を受けて、日本にもその文化が根付いたのでした。
田の神様の恵みであるお米
マークの家では子供の頃は、お餅やお赤飯でお誕生日をお祝いしていました。田の神様の恵みであるお米を、ついたり丸めたりしたお餅には、稲霊様という神様が宿り、幸せをもたらすと言われていました。そのためお正月やお祝いの行事で、餅がつかれたり食べられたりするのです。
お米の取れないヨーロッパでは、麦がお米の変わりだったのでしょうか、その麦の粉を練って丸めて焼いたケーキに、神様や魔除けの力を見出したのは何か偶然と言えない気がします。英語でお餅はライスケーキ。ケーキには神様の霊が宿るのでしょうか。
しかしマークも小学校に上る頃には、奥さまは魔女やルーシーショーなどのアメリカのテレビ番組の影響で、誕生日にケーキのローソクを吹き消したくなって、両親にお願いをしてお餅からケーキに変えてもらいました。
あなたやご家族、お友達のお誕生日には、こんなお誕生日の歴史や風習があったことを少し思い出してみてください。そして占いの上ではお誕生日は1年で一番運の良い日なので、何か新しい事に挑戦してみましょう。きっとその挑戦が新しい1年の大きな希望や目標に繋がることと思います。
ヒエログリフペンダントのおまじない
お誕生日にちなんだ幸運グッズを考えたときにいちばん最初に思い浮かんだのが、このヒエログリフペンダント。
ヒエログリフとはエジプトの王様のいわれや偉業を刻んだ石碑の事で、この石碑に刻まれた王様の名前は、水平線を昇る太陽のシンボルで囲まれていて、この王様が何千年もの遠い後の世まで光り輝く名声を轟かせるようにとの魔法がかけられているのです。
この幸運グッズのヒエログリフペンダントには、その水平線を昇る太陽のシンボルが刻まれていて、そのシンボルの中にあなたのイニシャルが刻印できるようになっているので、ここにイニシャルを刻むことで、あなたの魅力や名声を輝かすことができるのです。
お誕生日にケーキのローソクを吹き消すとき、このヒエログリフペンダントを利き手でしっかりと握りしめて火を消すと、きっとあなたの魅力が輝いて、その願い事もきっと叶うようになるはずです。もちろんお誕生日まで待てないお願いでも大丈夫。その時は赤いキャンドルに日を灯して、それをバースデイケーキのローソクに見立てて、同じように願いを込めて火を消しましょう。
その後、ヒエログリフペンダントを大切に身に着けて頑張って努力していれば、きっとあなたのお願いは、必ずや成就すること間違いなしです。
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マーク・矢崎治信
20歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門(たかしまかえもん)の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
マーク・矢崎公式Twitter