マーク・矢崎の開運ライフ ~ひな祭り編~
日本人は昔から、その季節や一年の出来事のそのたびに、運命を開くおまじないをしていました。
それが年中行事やお節句となって今日に伝わり、今でも様々な形で幸運を引き寄せる、縁起担ぎのおまじないとして伝わっているのです。
このマーク・矢崎の開運ライフは、そんな今日に伝わる様々な、幸運を引き寄せるおまじないを紹介しながら、みなさまの未来や人生を幸運へと導く、開運ライプを提案するものです。
さあマークと一緒におまじないを生活の中に取り入れて、幸せな開運ライフを始めましょう。
~ひな祭り編~
3月3日はひな祭り。桃の節句や女の子のお節句などと言いますが、本来は上巳の節句という春の訪れを祝う日なのです。
この節句とは季節の区切りのことで、中国の農業歳時記の24節気の境目の、宇宙にみなぎる気が入れ替わるときのことです。季節の変わり目は体調を崩しやす言いますが、この気の変わり目は魔が入り込みやすい忌み日とされます。
この日は禊で身を清め、節句餅や節句酒と言われる節句の日の行事食を食べて新しい季節の気を体内に取り入れ大自然と一体化することで、この身に忍び寄る邪気や災禍を遠ざけようとしたのがお節句の始まりなのです。
その後、陰陽五行の思想から、奇数の月日の重なる日が陽の気が極まる特別な日とされ、1月1日のお正月、3月3日のひな祭り、5月5日のこどもの日、7月7日の七夕祭り、9月9日の重陽の節句、後に15日に改められるのですが11月11日の七五三が特別なお節句の日とされて今に残っているのです。
とくに3月3日の上巳の節句は、巳と言うのは蛇のことで、日本でもヤマタノオロチの伝説などの川の氾濫を大蛇が暴れる様子に見立てたように、蛇は川の象徴で、春が来て山の雪が溶けて冬枯れをした川に水が流れ出し、乾いた大地を潤し、草木が芽吹き、川に魚が戻り、冬眠した動物たちが目覚め、地上に命が蘇える、生命力溢れる特別な日とされてます。
中国では人々が水の戻った川に入って身を清め、不老長寿の木とされる桃の木の葉や花を浮かべた桃の酒を飲んで、健康長寿と幸せを願った特別な日なのでした。
その文化や風習が遣唐使や遣隋使から我国の朝廷に伝わると、雅人たちは寒い最中の水ごりを嫌い、自分に見立てた人形を川に流す、ひな祭りの原形の流し雛が考案されました。
また節句酒や節句餅などの行事食も、宮廷の庭に川を作って和歌を詠む曲水の宴や、蓬や菱の実を餅に搗き込んだ菱餅などに変化して、それが今の艶やかな「ひな祭り」へと進化していったのです。
邪気を祓い、不老長寿の生命力を与える力がある
ひな祭りに桃の花を飾るのは、桃の木には邪気を祓い、不老長寿の生命力を与える力があるからです。ですので花の咲いた桃の木に、あなたのお気に入りのグッズやペンダントを吊り下げて一晩置いてパワーを宿せば、そのグッズやペンダントはあなたを邪気や災禍から守り、桃の花の生命力で健康長寿はもちろん、あなたの願いを叶えて、幸せに導いてくれるお守りになってくれるはずです。
このおまじないをするのは、陽の数字の重なる3月3日のひな祭りの日が最適ですが、桃の木のパワーは他の日でも変わらないので、桃の花が咲いている木を使うなら、このおまじないをいつやっても大丈夫です。
また桃の花の季節が終わったら、その季節ごとの花の咲く木でもかまいません。花は生命力の象徴なので、邪気を祓い、願いを叶えて、あなたを幸せに導くパワーを得られます。とくに匂いの強い花、夏のクチナシ、秋のキンモクセイ、早春のジンチョウゲなどは、香りの高い分パワーも強力なのでお勧めです。
邪気を祓い、災禍を遠ざける桃の木のパワーは、あなたを不運や禍から守ってくれる、シャブリリペンダントとリンクするので、この桃の木のパワーを宿すと、特に強力にその効果を発揮すると考えられます。
またシャブリリのペンダントには金、銀、銅の三色がありますが、金は能動色で自らの行動を表し、自身の行動や発言によってもたらされる災禍から守ってくれる働き。銀は受動色でまわりからの印象や影響などによってもたらされる災禍から守ってくれる働き。銅は共感色で友情や愛情、人間関係などの感情や誤解によってもたらされる災禍から守ってくれる働きがあります。
あなたが身を守りたい対象によって、シャブリリペンダントの色を使い分けることで、より良い効果を期待することができるでしょう。
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マーク・矢崎治信
20歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門(たかしまかえもん)の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
マーク・矢崎公式Twitter