十干のそれぞれが持つ性質

こんにちは。占い師の雨宮 零です。

第1回目にて、「十干と五行説について」、第2回目は「続・五行説の成り立ち」、第3回目は「陰陽五行説」について、お話させていただきました。

第4回目は「十干体象(じっかんたいしょう)」について、お話させていただきます。」

十干は、元々中国語なので音読みで、「コウ・オツ・ヘイ・テイ・ボ・キ・コウ・シン・ジン・キ」と読みます。
ですが、一番目も、七番目も「コウ」と読むため、音読みだとこの2つの区別がつかなくなります。ですから、日本人はこれに訓読みを与えました。

そこで、木の兄で「甲(きのえ)」と読み、木の妹で「乙(きのと)」と読みました。
ここで、先述した「きひつかみ」を使います。
「きひつかみ」に「え」「と」を当てはめると、甲と乙のあとは、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)と続きます。
そして、庚(かのえ)、辛(かのと)になっています。正しくは「かねのえ」「かねのと」なんですが、“ねの”という音が音便で詰まって、「かのえ」と「かのと」となりました。そして、最後が壬(みずのえ)、癸(みずのと)です。

こういった訓読みを日本人が与えてくれたおかげで、実は、十干は音だけで五行と陰陽が分かるようになっています。

ですから、「甲に生まれているからあなたは樹木みたいな人なんですね」というお話は、植物に男性的でお兄ちゃん的なイメージから、幹でしっかり立っている樹木のようだと表現されました。陰になると、女性的でたおやかな植物と考えて、草花と表現したのです。

丙は、男性的で力強い火と女性的な火となります。この場合は、先程の甲とは少し視点が違っています。丙は燃料補給の要らない火であり、これを太陽としました。自立している火ですね。そして、燃料がないと消えてしまう地上の火のことを丁といいます。

戊は、他を寄せ付けない男性的な土。これが切り立った山みたいなもので、何も寄せ付けない土として、よく岩とか山と書かれています。己は女性的な土ですから、田畑の土であって、植物を育成するような力をもっている土と表現されました。

庚は男性的で力強い金属ですから、刀剣の類の刃物で例えられたり、掘り出されたばかりの鉄鉱石のような粗金(あらがね)であると言われていたりします。それに対して女性的な金属とは、貴金属です。ですから宝飾の類であるとされました。なお、昔はよく珠玉ということで、宝石と真珠と表されていました。

壬と癸は火の時と同じで、どちらも水ではあるのですが、陽の方を動く流動的な水と考えます。ですから、壬は流水や大河の流れのようにとうとうと流れていると表現されます。癸の方は、十干の最後ということもあって、女性的で姿かたちを現さない水とされていて、空気中の雨や湿気、雲みたいなものとされています。

これを十干体象(じっかんたいしょう)と言いまして、体現している象意、象徴であると言われています。これらがよく雑誌に書いてある占いです。

例えば、「あなたは樹木みたいな人なのですね。しかも、春先のまだ寒い時に生まれた木なのです。ですから、太陽が照らないと育ちません」とか、「炎天下の状態のようですので、一雨欲しいですね」といった風に、現実のものと例えて表現したり、考えたりしました。
そして、その「生まれの配合」によって、何が必要か、何が不要なのかを考えましょうというのが、占いにおけるバランスの視点となってくるのです。

今回はここまで!
次回は「十干の間違えやすい漢字」についてお話したいと思います。

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・プロフィール
文:雨宮 零(あめみや れい)
占術家・想星堂店主
1982年生まれ、滋賀県出身。関西学院大学経済学部卒業。
引き寄せと改運(開運)を得意とする占い師。
占いは現実的に活用できる技術と考え「努力×運=成果」を実践中。
占術は九星術・タロット・周易・断易・宿曜占星術・手相を使用。
占い館および企業イベント等で鑑定を行う傍ら、現在は東洋占術の大家・大石眞行氏に師事。

監修:大石眞行(おおいし しんぎょう)
占術家・想星堂顧問
1959年生まれ、東京都出身。千葉大学教育学部(教育心理学選修)卒業。
10歳より占いに関わり、以降各種占術を取得、実践。術歴49年。
そのレパートリーは、子平、紫微斗数、東西占星術、方鑑、奇門遁甲、六壬、周易、断易、河洛理数、地理風水、人相、手相、など東洋占術を中心に多方面に広がる。
単なる気休めのアドバイスではない、実生活に使える等身大の神秘学として「玄学」を提唱、各種占術の教授・鑑定を行っている。
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