「天・地・人」「Time・Place・Occasion」

こんにちは。占い師の雨宮 零です。

第1回にて、「命術・卜術」と「専門に特化した占いと汎用性がある占い」について、第2回では「知るための占いと改める占い」とは何かについてお話させていただきました。

それでは、「九星術では何ができるのか?」の最後は「なぜ方位なのか」についてお話させていただきます。


なぜ方位なのか

人間は生きている以上、空間を占拠して生きています。また、同じ時間にはある一箇所にしか存在できません。つまり、人間は時間と空間に挟まれていると言えます。
そして、人は人間に囲まれて暮らしています。物理的な存在としてというより、家族や会社、友人などの交友関係などです。
こうして人は、時間と空間と人間の3つの「間」に挟まれて暮らしています。
これを古代中国人は「天地人」と表現しました。
不思議と東西問わず考えることは同じのようで、西洋ですと、Time・Place・Occasionの「TPO」です。
この3つにより、人は影響を受けていると考えました。

この3つの中で、まず時間について考えると、これは人間が最もコントロールできないものです。今年は運がいいからずっと今年でいてほしいというのはできませんし、悪いからと時間を早送りすることもできません。このように時間は最もコントロールができない要因となります。
そこで、この時間を使うとなると、「いい時間(運)が来るのを待つ」とか「悪い時間(運)を耐える」しかありません。
あるいは、会社を辞めるなら今月より来月の方が良いといった、「時を選ぶ」という使い方しかできません。
時間の前では人はとても受け身になってしまうのです。


次に人間関係ですが、人間関係も運勢にかなり影響します。例えば「あの時にこの人に出会ったから今の自分がある」という、先生や恩人などの出会いによる運の変化です。これは良い方の変化だけでなく、「あの時あの人出会わなければ……」といったこともあります。これがよく言われる「同じ生年月日で生まれているのにこの差は何か」です。
人間関係は運にとても影響します。必要な人物に近づく、逆に悪縁の人物と縁を切るなど、時間よりは多少のコントロールができますが、向こうにも選ぶ権利があるという大きな問題があります。
ゆえに、人間関係は2番目にコントロールができないものです。


最後に空間についてですが、空間は方位や住まいですので、お金と時間があればどうにでもなります。
つまり、人間がコントロール可能という視点で見てみると、空間を使うことが、一番使い勝手が良いというわけです。


このような理由から、中国占術では、開運というとまず方位の話となります。勿論、うまい人間関係が築けるのならそれでもいいですし、うまくタイミングが使えるのであれば、時間選びでも良いのです。図として、縦に「天・人・地」と書くと、自由度の問題として、下(地)に行くほど扱いやすくなっているのです。


そこで九星術では、開運は方位や空間を使おうと考えます。ただ、中国占術家によっては、この天人地の3要素のうち、コントロールできるものが1つだとすると、方位学が万能だとしても、運命の3分の1しか影響しないという人もいます。つまり、パーフェクトに方位を使えたとしても、運命の3分の1までと言われているのです。
例えるなら、合格点が80点の試験に対して、現在60点の実力であれば、方位を使うことで、実力の60点に対する3分の1程度にあたる20点の得点アップが見込めるので、合計80点となり、めでたく合格することができます。
しかし、現在30点の実力であれば、3分の1にあたる10点分増えても40点にしかならず、80点には届かないので合格は難しいのです。
このように、方位の改運効果とは、現在の努力や状況に「下駄を履かす」ということになります。ですので、開運法以前に前提となる力を可能な限り高めておく努力がとても大切になります。


以上のように、九星術は、命運・卜術・改運占術の3種類に活用できる現場でも大活躍の素晴らしい占いです。

マイカレ本誌の特別付録の「マイカレ暦」ではこの九星術による吉方位をご紹介させていただいています。
どんどん積極的に吉方位を活用して、皆様の開運を手助けできれば幸いです。

なお、このような原理や実践の講座は大石眞行先生の授業で学んでいただけますので、ご興味のある方は是非いらしてください。

      ★★おすすめ講座★★
************************
「玄流・断易 短期集中講座 二期」(新規連続講座)
「玄流・占者のための実践鑑定指南」(ワンデー講座)
術歴約50年、占い師を専業としての活動は25年以上続けられている
大石眞行先生による、占い師のための実践講座です。
この講座では、現在占い師としてお仕事をされている方やこれから
占い師を仕事にしていきたいと考えている方を対象に、
「占い師として知っておくべきこと」
「実際の鑑定時に使えるノウハウ」
などを大石先生に教授していただきます。

      ★★back number★★
************************
「なぜ、吉方位を使うと開運するのか」
第1回:卜術と占機について
第2回:占機を使った卜術の原理について
第3回:占機と方位について

「九星術では何ができるのか?」NEW!!
第1回:専門に特化した占いと汎用性がある占い
第2回:「知るための占い」と「改める占い」
************************

・プロフィール
文:雨宮 零(あめみや れい)
占術家・想星堂店主
1982年生まれ、滋賀県出身。関西学院大学経済学部卒業。
引き寄せと改運(開運)を得意とする占い師。
占いは現実的に活用できる技術と考え「努力×運=成果」を実践中。
占術は九星術・タロット・周易・断易・宿曜占星術・手相を使用。
占い館および企業イベント等で鑑定を行う傍ら、現在は東洋占術の大家・大石眞行氏に師事。

監修:大石眞行(おおいし しんぎょう)
占術家・想星堂顧問
1959年生まれ、東京都出身。千葉大学教育学部(教育心理学選修)卒業。
10歳より占いに関わり、以降各種占術を取得、実践。術歴49年。
そのレパートリーは、子平、紫微斗数、東西占星術、方鑑、奇門遁甲、六壬、周易、断易、河洛理数、地理風水、人相、手相、など東洋占術を中心に多方面に広がる。
単なる気休めのアドバイスではない、実生活に使える等身大の神秘学として「玄学」を提唱、各種占術の教授・鑑定を行っている。
************************
想星堂 公式サイトはこちら

・イラストバナー
Shuya Fujise
Twitter


※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等の行為はご遠慮ください