開運と改運

こんにちは。占い師の雨宮 零です。

第1回にて、「命術・卜術」と「専門に特化した占いと汎用性がある占い」のお話までさせていただきました。今回は、「知るための占いと改める占い」とは何かについて、お話させていただきます。


「知るための占い」と「改める占い」について

今度は命術と卜術をひとつに束ねてみましょう。この両者に共通することは、どちらも「知るための占い」であるということです。命術では自分を知る、卜術では出来事を知る、ということです。

例えば、依頼者を占ってみたところ、希望する結果ではないことがあったとします。この場合、「はい、分かりました」とそのまま引き下がる方は極めて少数です。やはりそこで「何とかなりませんか」という話になりますよね。
この「何とか」は、命術や卜術でできたとしても、間接的になってしまいます。それは命術や卜術が知るための占いだからです。そこで先人達はこれをもっと、悪いなら能動的に改める方法がないかと考えました。これは「知るための占い」に対して「改める占い」です。

日本ではよく「開運」と書きますが、中国では良くも悪くもできるというところから、「改運」を使うことが多いです。この改めるタイプの占いは、非常に千差万別です。

「知るための占い」をお医者さんの診察に例えると、「改める占い」は治療にあたります。治療には外科的処置や、服薬など色々な治療法があります。さらに同じ服薬でも、病院の処方箋がないともらえないものや、市販薬として誰でもが自分で買えるものなど様々です。

開運法には、誰がやってもよい開運法があります。
例として「いいことをしなさい」とか「徳を積みなさい」等、善事を成すことがあります。これは誰がやっても副作用がない市販のビタミン剤のようなものです。
これに対して、その人の状況や運勢によって、この人だけに特別に処方したような個人的処方の開運法もあります。
この個人別の開運法を処方しようと思ったら、先に診断をしなくてはいけません。まず、その人を知って、その人に合わせて使う開運法です。
したがって、ある人がある方法で開運したからといって、それが別の人にも当てはまるとは限らないのです。極端な場合、ある人の開運法が、別の人にとっては”壊”運法になってしまうこともあるのです。

この「改運」占術は「命術・卜術」と同じ原理によるものですが、受身的に知るためだけに使っていたものを一歩進めて、「運の原因が分かれば、そこを動かせばよい」と考え、能動的に使うように工夫されたものです。

占術の種類によって改め方は変わってきます。
例をあげますと、姓名判断だけで占う占い師さんであれば、どのような相談でも名前を見て吉凶判断を行い、悪い場合には改名で対処をされると思います。
九星術の場合、命術、卜術、両面からのアプローチが可能ですが、その原理から九星術は方位に強いタイプの占いですので、開運については方位学がよく使われているのです。

今回はここまで!
次回は「なぜ方位なのか」についてお話したいと思います。

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「なぜ、吉方位を使うと開運するのか」
第1回:卜術と占機について
第2回:占機を使った卜術の原理について
第3回:占機と方位について

「九星術では何ができるのか?」NEW!!
第1回:専門に特化した占いと汎用性がある占い
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・プロフィール
文:雨宮 零(あめみや れい)
占術家・想星堂店主
1982年生まれ、滋賀県出身。関西学院大学経済学部卒業。
引き寄せと改運(開運)を得意とする占い師。
占いは現実的に活用できる技術と考え「努力×運=成果」を実践中。
占術は九星術・タロット・周易・断易・宿曜占星術・手相を使用。
占い館および企業イベント等で鑑定を行う傍ら、現在は東洋占術の大家・大石眞行氏に師事。

監修:大石眞行(おおいし しんぎょう)
占術家・想星堂顧問
1959年生まれ、東京都出身。千葉大学教育学部(教育心理学選修)卒業。
10歳より占いに関わり、以降各種占術を取得、実践。術歴49年。
そのレパートリーは、子平、紫微斗数、東西占星術、方鑑、奇門遁甲、六壬、周易、断易、河洛理数、地理風水、人相、手相、など東洋占術を中心に多方面に広がる。
単なる気休めのアドバイスではない、実生活に使える等身大の神秘学として「玄学」を提唱、各種占術の教授・鑑定を行っている。
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