改元とともに繰り広げられるさまざまな喜怒哀楽や人間模様……

西暦に統一? それとも元号は残したほうがいい?

いよいよ、「令和」元年を迎えましね。
「平成」最後、そして10日間という最大級のGWの真っただ中というのも、気分を浮き立たせてくれます。

ただ、改元といっても昭和から平成に改元されたときと今回とでは、明らかに世間のムードが異なります。昭和~平成は天皇陛下崩御による改元だったため、日本中が自粛ムードに覆われ、大きなイベントは軒並み中止や延期。個人的にも目立った行動はしにくい雰囲気でした。

ところが今回は改元発表直後から、「新元号は何か?」「平成ありがとう!」といった祝福ムードというか、各メディアがこぞって浮かれ気分を煽って、景気回復の遅れを押し隠しているようにも感じました。


飲食、販売、サービス業にとって今年のGWはかき入れ時。GW初日4月27日付の朝刊に入っていたわが家の折り込みチラシは、21点。うち、「GW(ゴールデンウィーク)」の文字が記載されていたものは7点、「平成」が6点、「令和」が5点でした。

その一方で、有識者がメディアに相次ぎ登場し、「元号は廃止しろ」、「いや、日本独自の文化だ」などと議論を戦わせていましたね。
元号廃止論者の多くは、西暦は世界のスタンダード、西暦と元号の併用はさまざまな手続きが煩雑などといった意見が多く、一応は賛同できるものです。
(身近なところでは、私の自動車運転免許証の次回更新は平成34年。えっ? 34年って令和4年? 西暦だと2022年? あ~面倒くさっ! でも、次こそゴールド免許奪還するぜ)

今年は元年生まれの親子続出! 親子愛深まる?

しかし、元号を継続してほしいという声も多く聞かれます。そこで、ここからは元号の魅力や利点について考えてみたいと思います。

例えば、「大化の改新」に始まり、「応仁の乱」「天保の改革」「明治維新」「大正デモクラシー」など、歴史に刻まれた大きな出来事には、時の元号を冠したものが数多く存在します。その出来事の名を聞いただけで、当時の時代や古さをイメージできますよね。
特に近代の明治以降、大正、昭和、平成の時代は、企業名や地名、学校などには元号を含んだ名前を使っているものが少なくなく、誰でもすぐにいくつか思い浮かべることができるのでは。
例えば「㈱昭和○○○」なら、歴史がある会社、老舗だということも推察できるでしょう。

また、「昭和の大女優」とか「平成の怪物」といった表現は印象や耳に残りやすいですし、マスコミ関係者にとって元号は都合がいいものなのかもしれません。

さてもう一つ、個人的に今回の改元で元号ならではと思うことが生まれ年です。
皆さんの知り合いの中で、親が大正元年生まれで子が昭和元年生まれ、あるいは親が昭和元年生まれで子が平成元年生まれという親子は、おそらく見当たらないでしょう。年齢から見て14歳差、63歳差の親子なんて稀です。

ところが、親が平成元年生まれで子が令和元年生まれなら30歳差。今日から12月31日まで、日本中にこのカップリングの親子が続々誕生するでしょう。
そして「パパも私も元年生まれなんだよね~」と、一般家庭の親子以上に絆が深まるかもしれません。やがて娘が思春期になった頃、「お母さん! お父さんのと一緒に洗濯しないでって何度言ったらわかるのよ!」といった、悲しい父娘関係は減少することも期待できそうです。(それは話が別か?)

また、令和元年生まれの子が小中高校に上がったとき、4月2日から30日生まれの生徒がおよそ12分の1の確率で存在することになります。「令和の中に俺だけひとり平成」、多勢に無勢で仲間外れ? いやいや、親しみを込めて「お父さん」「おじさん」なんてあだ名をつけられるレベルで納まってほしいものです。(考えすぎか……)

昭和→平成→令和 「飲みニュケーション」は昭和の遺物に?

このように、平成から令和に変わることで、社会情勢から一般家庭の中にまで、改元ならではのさまざまな喜怒哀楽や人間模様が繰り広げられそう(?)な予感がしますが、前回の東京オリンピック開催年に近い年に生まれた私にとっては、令和になり、当たり前ですが見た目と体力面、そして精神面が「ますますおっさんになった感」を覚えずにはいられません。年齢を重ねていくごとに、「昭和の頃はよかったなあ」なんてノスタルジアな気分に浸るだけでも、それは充分納得できるものでしょう。

そして20数年後には、同じ職場に昭和、平成、令和の各世代が共存することになります。でも、その頃には元号は形式的なもので、すべて西暦で統一している可能性も高そうです。生まれた元号の違いを話題にするのは、「飲みニュケーション」の場だけかもしれませんね。
いやいや、上司と部下という世代を超えた飲みニュケーションという昭和世代の慣習自体が忌み嫌われ、消滅していることだって考えられるでしょう。(「マイカレweb」編集部は、時代に逆行して飲みニュケーション励行中です♪)

ちょいオマケ……「二千円札、見たことある?」

話はまったく変わりますが、令和の元号発表直後に新紙幣のデザインが発表されました。そこで思い出されるのが、ミレニアムに登場した二千円札
発行当初こそ話題になったものの、駅の券売機や自販機に対応していないなど、使い勝手の悪さから次第に廃れ、今ではレア紙幣の感さえあります。
※首里城の守礼門が描かれていることから、沖縄県だけは現在でも発行が増え、県内の銀行ではATMで二千円札を選べるボタンがあるそうです。沖縄在住経験のある人に事情を聞いてみてください。

こうして、市中からほぼ完全に姿を消してしまった二千円札。20、30代の人は、「そんなの見たことねぇ」という人がほとんどかもしれませんね。
では見せてあげます、二千円札


わざわざ自宅に持ち帰って撮ったヘボ写真。現在の一万円札と並べてみると……天地は同サイズですが、左右は二千円札のほうが5ミリ短いです。

これ、流通当初に職場で経費精算の際に含まれていた1枚で、しかもピン札です。
新札でピン札だったからなのか、財布には入れずにデスクの上に敷く透明マット(これは昭和の遺物だ!)の下に、20年近く入れっぱなしにしていたものです。

改元を機に存在感を少しだけ示してくれましたが、二千円札って中途半端感が文字通り半端ないし、使いにくいですよね。
GW明けには再び定位置に戻し退職まで使われず、そのまんまです、きっと。

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【次回予告(のつもり)】
日本独自の元号。その「令和」元年の1日目を皆さんはどのように迎えましたか?
私事ではありますが、4月30日から5月1日は一泊二日で彦根城に行く予定です。4月28日現在の予報ではあいにくの天候のようで、せめて雨天でないことを祈るばかりです。
昨年年末に彦根を訪れたときは大寒波に襲われ、2日目は街一帯は大雪で真っ白でしたが、雪景色の彦根城は幻想的な絶景でした。

そして、平成から令和をまたいでの今回の彦根旅、「国宝彦根城と近江牛グルメの旅」なんて感じでご紹介できればと考えていますが、却下されそうだな。
つらつらと駄文を綴ってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。