366日 毎日がしあわせ記念日 縁起かつぎ! 歳時記手帖 監修/早花咲月

7月 七夕

七夕

もうすぐ夏本番という期待感にあふれる時、
ドラマチックな夏の恋を祈願して
キレイな天の川が広がる
ロマンチックな夜空を見上げてみて

旧暦7月7日に、織女星と牽牛星を祀って行われる宮中の節会として行われていた中国の行事に、本来の“棚端”が結びついたのが現代の七夕。かつては良家の子女たちが供え物をして、笹の葉に短冊を飾り、星空を眺めながら、裁縫や書道の上達を願ったそう。

七夕飾りに思いを込めて

北辰の方角に祭壇を作り、白・赤・黄・青・黒の五色の布と糸や梶の葉、桃や梨などを飾って星を迎える祭りが簡略化したのが現代の七夕。五円玉を入れた巾着は蓄財と商売繁盛、紙衣は手芸上達や病気除け、すべての飾りを作ったあとにそのクズを入れて吊るす屑篭は倹約と清潔のしるし。6日夕方以降、星の見える軒下に飾って。

和歌のリズムに乗せ天に思いを届けて

平安時代の公家たちは、星祭りの祭壇に和歌を書いて供えたそう。その際、学問や書道の上達を願い、笹の葉にたまった朝露を集め、それで墨をすって書きつけたとか。また、織り姫と彦星の逢瀬を祈るのが七夕の儀式。自分はもちろん、誰かのしあわせもしっかりと祈ることが重要。短冊は丁寧に書き、かつ他人への思いやりを込めて。

七夕の夜は本命男性と過ごして

男性が、女性の元へと通う“通い婚”だった平安時代では、拒みきれず、複数の男性を受け入れる女性も少なくなそう。それでも、“棚端”の時は必ず、ひと晩中、一人の本命男性と過ごすのが習わしだったとか。七夕の夜に、恋人やパートナーと一緒に過ごすと、いつもよりも思いやりがつうじやすく、絆がグッと深まりそう。

そうめんで器用になろう!

日本人は、夏になると基礎代謝が低下する体質。そのため昔から、麺類などの炭水化物で暑さしのぎの工夫をしてきました。七夕は、手先の技がたくみになることを祈願する行事で、織り姫が織る機の糸に見立ててそうめんを食べる風習があったそう。夏バテしない体作りと、手先の器用さを願って、七夕はそうめんを食べてみて。

流れ星に願いを込めて……

織り姫と彦星の逢瀬を願い、思わず夜空を見上げてしまう七夕の夜。そのついでに、流れ星ウォッチングをしましょう。古く流れ腿は“夜這い星”と呼ばれ、中国においては“天の使者”なのだそう。滅多に見られないことやすぐに消えてしまうことから、願いを祈れば叶うとされているので、その一瞬に、思いを凝縮してみましょう。

吹き流しで花嫁候補になろう

織り姫のように、機を織ることのできる女性は、花嫁候補として大人気だったそう。婚活中のあなたも引く手あまたとなるように、機織りの象徴、“吹き流し”作りにチャレンジを。紙に切り込みを入れて作るのはもちろん、緑の糸を束にするだけでもOK。これを七夕飾りに加えておけば、人気運が急上昇するはずです。

笹舟を作って思いを届けよう

笹の葉で形を作り、川に流す笹舟は気持ちを伝え合うものの象徴です。そんなわけで七夕の日は、愛しい“あの人”に向けて、あなたの心を乗せた、笹舟を流して。その時に使うのは、七夕飾りで使った笹の枝の先端の葉。これを一枚取り、彼のことを思いながら舟を作って流せば、気持ちが届くとされています。

星のモチーフで魅力倍増!

七夕を象徴する星飾りは、きらめく魅力を授けてくれる最強アイテム。あなたも七夕の日、キラキラした星のモチーフを身につければ、多くの男性から、注目されること間速いなし!星のような輝きをその身にまとえば、どんなに遠くからでも見つけてもらえるはずです。パーティーや合コンなどに出かける際は、ぜひ!

毎日!縁起かつぎ!

  • 1日童謡の日

    初対面の人とも童謡の話をすると盛り上がれそう。携帝の着信音も童謡にチェンジを。

  • 2日うどんの日

    今日うどんを食べると、この夏の運気が上昇しそう。きつねうどんなら金運アップに!

  • 3日聖トマスの祝日

    大工の守霊聖人の持ち物である定規がお守り。使うたびにいいアイデアが引き出されます。

  • 4日アメリカ独立記念日

    人に頼らず自力でやることにツキがあります。独立したいことを周囲に宣言すると、実現度大。

  • 5日インゲンマメの日

    隠元禅法師がもたらしたインゲマメを食べて。邪心を払えたり、マメになれるご利益が。

  • 6日ピアノの日

    ピアノ曲に耳を傾けると、悩み解決のヒントや名案が浮かびそう。自分で演奏するのも吉。

  • 7日浴衣の日

    浴衣を着ると異性にモテたりお店でサービスされたり何かとお得。和小物にも開運効果が。

  • 8日聖キリアヌスの日

    染め物の聖人にちなみ、飽きた服は草木染めでお色直しを。ヘアカラーの仕上がりも上々。

  • 9日ジェットコースターの日

    今日は“絶叫”をモットーに。大きな声で情熱的に語れば、思いどおりの展開になりそう。

  • 10日納豆の日

    納豆を食べると元気が出る日。根気がいることも、納豆の粘りパワーでクリアできます。

  • 11日真珠記念日

    パールは純粋・美・高貴の象徴。パールのアクセサリーをつけ、この三つを手に入れて。

  • 12日人間ドックの日

    人間ドックや健康診断などで、体のメンテナンスを。夏バテ知らずで乗り切れそう。

  • 13日第一回ワールドカップ開催の日

    サッカーが縁結びになる予感。親しくなりたい人には、サッカーの話題で接近を!

  • 14日フランス革命記念日

    フランスの国旗の色“赤・青・白”が幸運。三色取り入れれば勇気も行動力も上昇します。

  • 15日ファミコンの日

    今日、一緒にゲームを楽しんだ人とは友情が長続きしそう。ゲームセンターにも出会いあり。

  • 16日駅弁記念日

    気らない土地の駅弁や郷土料理を食べると、ステキな味覚の出会いが。旅気分も味わえます。

  • 17日東京の日

    “東”か“京”のつく場所が吉。自分の住所がそうなら、自然と主役になれる強運日です。

  • 18日聖アルヌールの祝日

    この聖人が守護するビールをいただいて。仕事終わりや風呂上がりは、心満たす至福の一杯に。

  • 19日聖アルセニウスの祝日

    教師の守護聖人にちなみ、指導者を大切に。素直に従ってよかった、と思える出来事が!

  • 20日海の記念日

    暑中見舞いや懸賞には海のポストカードを使って。うれしい返事やビッグウェーブが到来。

  • 21日ヘミング・ウェイ誕生日

    勇敢で魅力的な主人公が登場するヘミング・ウェイの本を読んで、パワーをもらいたい日。

  • 22日全国下駄の日

    カランコロンと下駄の音を鳴らせて歩くと、福が寄ってきそう。木製のサンダルでも効果的。

  • 23日聖女ベルギッタの祝日

    幻視能力と霊感に長けた聖女の加護で、突然のひらめきがあるかも。お導きに従って正解。

  • 24日河童忌

    芥川賞作品を読んだり、かっぱ巻きを食べることで、芥川龍之介を偲んで。創作意欲が上昇。

  • 25日夏氷(かき氷)の日

    クールに構えたほうがうまくいく日。込み入った問題も、サクサクッと解決できそう。

  • 26日日光の日

    色のパワーを使いたい日。人気運アップなら黄色、元気になるにはオレンジ色が頼りに。

  • 27日聖パンタレオンの日

    聖人のシンボルは香水瓶。外出先でのケガや夏バテ防止に。コロンをつけてお出かけを。

  • 28日なにわの日

    漫談やお笑いを見て大阪文化に触れたい日。お好み焼きパーティーも友情を深めます。

  • 29日ボーイスカウト創始者が実験キャンプをした日

    あえて苦手なことや厳しいトレーニングにツキが。弱い自分にうち勝てて、大きな自信に。

  • 30日聖ペトロ・クリソロゴの祝日

    “黄金の言葉(雄弁)“という意味の聖人の名前にあやかり、スピーチに力を入れてみて。

  • 31日日本航空設立日

    旅立ちの吉日。旅行はもちろん計画や予約をするのも、幸先のいい旅のスタートに。