「開運ライフ」とは・・・

日本人は昔から、その季節や一年の出来事のそのたびに、運命を開くおまじないをしていました。
それが年中行事やお節句となって今日に伝わり、今でも様々な形で幸運を引き寄せる、縁起担ぎのおまじないとして伝わっているのです。
このマーク・矢崎の開運ライフは、そんな今日に伝わる様々な、幸運を引き寄せるおまじないを紹介しながら、みなさまの未来や人生を幸運へと導く、開運ライプを提案するものです。
さあマークと一緒におまじないを生活の中に取り入れて、幸せな開運ライフを始めましょう。


~母の日の由来や歴史~

5月の第2日曜日は母の日です。今年は5月14日にあたります。
母の日には「お母さんありがとう」という文字の書かれたリボンのついた、赤いカーネーションの徽章が幼稚園や小学校で配られて、それを母親にプレゼントした思い出が今も心に残っています。この母の日に赤いカーネーションを送る風習は、実は日本が発祥だと言われているのです。




そもそも母の日の歴史は、アメリカの南北戦争中に敵味方関係無く負傷した兵士を助けようと立ち上がった婦人運動の活動家、アン・ジャービスの娘のアンナが、母の偉業を伝えるべく、1907年5月12日に教会の日曜学校で、母を偲ぶ会を開いたのが始まり。この日が5月の第2日曜日だったため、それ以降その教会の日曜学校で5月の第2日曜日に平和を願う母たちに感謝を捧げる会が行われ、それがアメリカの婦人参政権運動などの活動と結び付き、5月の第2日曜日が母の日としてアメリカ全土に広まっていったのです。

この時、娘のアンナの手で教会の祭壇の母の遺影に白いカーネーションが捧げられたことから、白いカーネーションが母の日の象徴となりました。

その母の日が日本に伝わったのは明治の終わり。キリスト教会の行事の一つとして日本に伝わりました。しかし昭和に入り戦争の機運が増すにつれ、大日本連合婦人会が組織され、昭和天皇の皇后の香淳皇后を日本の母の象徴として、その誕生日の3月6日を母の日と定めましたが定着しませんでした。


~お菓子メーカーと古関裕而~

その後、森永製菓が呼びかけて、日本に母の日を普及させるべく母の日中央委員会を設立し、翌年の昭和12年の5月には、東京豊島園で第1回森永母の日大会が開かれ、古関裕而作曲による母をたたえる歌がレコード化されて、日本中に母の日が普及したのです。
この森永母の日大会には全国から20万人ものお母さんたちが招待され、遊園地を借り切って盛大に催されました。そしてその後も戦争突入まで、全国各地で毎年開かれたのです。


~カーネーションの色は‥‥~

さて母の日の贈り物のカーネーションですが、本来は白いカーネーションでした。しかし母の日大会に集まる元気なお母さんたちに白い花を送るのはどうかということで、このとき亡き母には白い花、健在な母には赤い花を捧げることとされたということです。またたくさんのカーネーションを用意するのも大変なので、「お母さんありがとう」という文字の入ったリボンを付けた造花の赤いカーネーションの徽章が考案されたとのことです。
諸説ありますが、あのミルクキャラメルで有名な森永製菓のおかげで母の日が日本に普及したと言っても過言ではないでしょう。

マークもけっこうな歳になりましたが、幾つになっても母は母。今年も白いカーネーションを持って、母の墓参りに行ってこようと思っています。皆さんも日頃照れ臭くて言えないお母さまへの感謝の気持ちを、母の日を言い訳として伝えてみてはいかがでしょうか。


~カーネーションのおまじない~

母の日に贈られたカーネーションは、日が経つにつれてだんだん居場所がなくなってきます。初めは居間や食卓に飾られていても、日が経つにつれて置き場がなくなり、いつしか庭の鉢植えの中に埋もれてしまう…。これってとても悲しい事ですよね。

カーネーションの家の中の本来の居場所はどこか知っていますか?
実は風水によると家の中央から見て南西の方角が本来の主婦や母親の居場所の方位です。したがって母のために贈るカーネーションも家の南西の方角に置くのが良いでしょう。

この方角に水の淀みや汚れがあると、その家の主婦や母親が苦労をすると言われています。逆に花を飾り、こまめに掃除や換気をすると、その家の主婦や母親が元気で活動的になり、明るい家庭になるというのです。

母の日のカーネーションを飾るなら、家の南西の場所がおすすめです。



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20歳で月刊少女誌『マイ バースデイ』(実業之日本社)におまじないや占いなどの連載を開始。『いにしえからの贈り物 お守り・厄除け・おまじない』(説話社)をはじめ著作多数。『毎日新聞』の占い欄ほか、ウェブサイト、携帯サイトの監修も多数。明治時代の実業家・易断家の高島嘉右衛門(たかしまかえもん)の玄孫(やしゃご)にあたる。日本占術協会専務理事、日本占術協会認定占術士。
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