15~16世紀初頭、イタリアのフィレンツェで考案された遊戯用のカードの「Minchiate(ミンキアーテ)」。タロットに対神徳、四元素、12星座のカードが加えられた秘密とは!

「Minchiateミンキアーテ」というタロットをご存知でしょうか?
1400年代の終わりから1500年代の初めごろに、イタリアのフィレンツェで考案された遊戯用のカードです。
厳密にいうと「作り替えられた」遊戯用のカードです。

「Minchiate ミンキアーテ」の最大の特徴は、一般的なタロットの大アルカナと呼ばれている22枚の絵札が、41枚もあることです。
そして、それまでのタロットにはない対神徳のカード、四元素のカード、12星座のカードが含まれ、特に12星座のカードは星座の順番が通常とは異なります。

なぜ、このようなかたちになったのか、そもそもミンキアーテが生まれた理由とは何か?
本書は、著者が自らイタリア現地で取材した豊富な図版や資料、タロットが制作された当時の文献や歴史からその真実を解き明かしていきます。
イタリアルネサンス期の作品には「描かれた言葉」が多く含まれており、そこには当時の賢人たちが思い描いた「教え」や「教訓」が描かれています。
ミンキアーテは500年前に描かれた言葉(人生哲学)を現代に伝えようとしているのです。

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