夜空に光るうしかい座が連れる2匹の犬

5月13日は愛犬の日……というわけで、今回は春から初夏にかけて、夜空に光るうしかい座の隣に位置する「りょうけん座(猟犬座)」についてお話ししたいと思います。

うしかい座はもともと、アルクトゥルスを一等星に持つ明るい星座で、そのモデルについては諸説ありますが、一般には乙女座のスピカ、しし座のデネボラとともに春の大三角を形成することで知られています。

このうしかい座は北斗七星についてまわることから「猟師の星座」とも呼ばれ、その猟師につく2匹の猟犬は、北側の犬にギリシャ語で「小さな星」を意味するアステリオン、南側の犬にギリシャ語で「楽しみ」を意味するカラという名前がついています。

りょうけん座には明るい星は見当たりませんが、大小2つの銀河が仲良く手をつないでいるように見える「子持ち銀河」、うずまきの形をした「ひまわり銀河」など、望遠鏡で見て楽しめる銀河がたくさんあります。

また、アルファ星はコル・カロリと呼ばれ、チャールズ王の心臓という意味を持ち、星座の絵にも王冠をかぶった心臓の姿が描かれています。

りょうけん座はマイナーな星座ではありますが、この時期に見ることのできる春の大曲線、春の大三角、春のダイヤモンドといった北斗七星の延長上にある星々の仲間です。時間のある夜には夜空を見上げて、ゆったりと思いを馳せてはいかがでしょうか。