占い師の経営相談

こんにちは、高円寺の占い師・泉 怜緒です。
4回目の今日は、経営相談に行ったお話をさせていただきます。
今回は「占い」からは離れ「占い師の働き方」についてのお話です。

2018年当時、まだ平日はフルタイムで事務の仕事し、定時後に占いをする二足のわらじでやっておりました。大学では経営学部でしたので経営などの勉強はしていたものの、実際に店舗を持つとなればテキスト通りとはいきません。
そこで、専門家に話を聞いてみるのも経験になるだろうと思い、有給休暇を取得し「東京都よろず支援拠点」という経営相談所に足を運びました。

この「東京都よろず支援拠点」は国が設置している機関で、無料で何度でも経営に関する相談ができます。
私の担当をしてくださった相談員の方は中小企業診断士で、売上拡大・ものづくり・経営革新が専門の方でした。
予約の時点では、事業計画書を作成するにあたり諸々の相談をしたいとは伝えてありましたが、「占い師」であること「占いサロン」をオープンしたいとは伝えていませんでした。
当日、名刺を頂戴しご挨拶をした後、占いサロンをオープンさせるため事業計画書について相談をしたいと告げると、「占い師の方の経営相談は初めてです。」と大変驚かれました。
こちらも相談が初めて、相談員の方も占い師という職業の経営スタイルが分からないという互いに手探り状態での相談スタートとなりました。

経営相談の予約時間は1時間と限られておりました。
まず現段階でどのような営業をしているのか下記のような質問をされます。

1.どのようにサービス・占いを提供しているのか(占い館に出演している・カフェ鑑定をしている)
2.サービスを提供している場所の立地や広さ
3.どのくらいの売上があるのか
4.経費はいくらかかっているのか


ご自身で営業日報までいかなくても、その日の売上を書き留めたメモや、売上を通帳に記帳なさっていれば問題なく答えられる内容ばかりです。
次の質問からは、ご自身でしっかりと考えていなければ答えることが困難となります。

1.どこでお店を出したいのか(地域、ロケーション)
2.ブース出店、自宅兼サロン、店舗を借りる、などどういうスタイルで営業するのか
3.営業スペースはどれくらいの広さか(坪数)
4.1日、1週間、1ヶ月の予想来店者数
5.予想売上
6.予想経費
7.物販の有無
8.開業資金の有無
9.共同経営者の有無
10.融資の希望の有無


ラジオ番組などでよくある、ゲストに矢継ぎ早に質問をするコーナーに近いイメージでしょうか。
少なくとも上記の内容は必ず質問をされますので、日頃からノートに書き記して
おくと役に立ちます。

また、時間が経てばアイデアも湧きますし新たな計画も増えると思いますので、一度考えてメモを残して終わりではなく、常に新しいものに更新しておくと、どのように自身の思考が変化していっているのか明確になりますし、こうした経営相談をする際にも順序立てて話せますので限られた時間を有効に使えます。

この日、相談員の方からは「占い業界にも占い師の方の働き方ついても知識がなく、融資が受けられるかどうか判断がつかないのが正直なところです。」と言われました。
ですが、融資の申請をするのであれば、と新規開業資金(設備資金込み)の記入例のコピーなどを用意していただけました。

経営相談に伺う前までは、占いを生業としている方も相談に行っているのだろうと思っておりました。実際には、占い師の相談というのは稀であり、占い師の働き方というのもあまり知られていないということが分かり、私にとっては驚きの多い1時間でした。

次回は最終回、念願のサロンオープンについてお話しいたします。

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・プロフィール
泉 怜緒(いずみ れお)
高円寺にて占いサロン『高円寺sol』を経営。
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占術は紫微斗数、タロット、ジオマンシー、ビブリオマンシーを使用。
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